sumuCalender 2025を振り返る

2024年の秋から製作をはじめ、販売させていただいたsumuカレンダー。
2025年も早くも4月を迎え、4枚目のお写真が添えられた月のものに差し替えたばかりです。

このプロダクトには、たっぷりの思いとこだわり、
それからわたしにとって初めての試みがたくさん詰まっています。

sumuカレンダーに興味を持ってくださった方に向けて
また、来年のカレンダーを製作するわたし自身が大切なことを忘れないように。

こだわったいくつかの点と、思いをここに綴ります。

2024年の秋から製作をはじめ、販売させていただいたsumuカレンダー。2025年も早くも4月を迎え、4枚目のお写真が添えられた月のものに差し替えたばかりです。

このプロダクトにはたっぷりの思いとこだわり、

それからわたしにとって初めての試みがたくさん詰まっています。

sumuカレンダーに興味を持ってくださった方に向けて、

また来年のカレンダーを製作するわたし自身が大切なことを忘れないように。

こだわったいくつかの点と、思いをここに綴ります。

デジタルではなく、手に取れる形にしたい

製作の始まりは、「スマホやパソコンで見るお写真ではなく、紙に印刷したお写真に触れてもらいたい」という思いからでした。

スクロールして、指先で拡大して、タップひとつで共有して。
デジタルの写真はいつでも鮮明でとっても便利です。

一方で、紙に印刷した写真にしかないものもあるかと思います。
例えば紙そのものの質感や、紙とインクで表現される色合い。
手に取ることで写真に写る空気感に触れ、感じられる「そこにある」という事実。

そうしてそれを、日々の生活のすみっこに置いていただき
ふとした時に身近に感じてもらえたら、誰かの心のもっと近くに寄り添えるかもしれない。


そんな思いで、つくり始めました。

「画像」ではなく「紙に印刷した写真」を楽しむ。
それが、sumuカレンダーの主題です。

製作の始まりは、「スマホやパソコンで見るお写真ではなく、紙に印刷したお写真に触れてもらいたい」という思いからでした。

スクロールして、指先で拡大して、タップひとつで共有して。
デジタルの写真はいつでも鮮明でとっても便利です。

一方で、紙に印刷した写真にしかないものもあるかと思います。例えば紙そのものの質感や、紙とインクで表現される色合い。手に取ることで写真に写る空気感に触れ、感じられる「そこにある」という事実。

そうしてそれを、日々の生活のすみっこに置いていただき
ふとした時に身近に感じてもらえたら、誰かの心のもっと近くに寄り添えるかもしれない。


そんな思いで、つくり始めました。

「画像」ではなく「紙に印刷した写真」を楽しむ。
それが、sumuカレンダーの主題です。

時間をかけて見つけた、ふたつの素材

まず必要になったのは、写真を印刷する紙。

印刷した際に、sumuの写真の透明感をできるだけ上手に伝えてくれるものをと
たくさんの時間をかけて悩み、探しました。

実際にお店で厚みや質感を確かめ、試し刷りを繰り返して。
そうして見つけたのは、あたたかみのある白が魅力のホワイトワトソン紙。
できるだけどんな場所にも置いていただけるよう、湿気や風にも負けないように超特厚仕様のものを選びました。

つい触れたくなるようなその紙は、
写真のやわらかな空気感を伝えるのにもぴったりです。


次に、卓上カレンダーとしてのカレンダーを支えるスタンド。

こちらも決めるまでに時間がかかり、
作業が進められないことに少し焦ったい思いでした。

使用しているのは、家具等に使われたサクラの木の端材です。

なかなかこれだと思う木材を見つけられない日々の中、
捨てられるはずだったそれを、綺麗に整えて売りに出している木材屋さんに出会いました。

「これなんてたまらないでしょう」と
木材屋さんが嬉しそうに見せてくれた1枚の端材の板。

捨てるなんて勿体無いほどの綺麗な木目とやわらかな色味、
捨てられるものを再利用できることに感動して、
その端材から自分の手でスタンドを作ることを決めました。

まず必要になったのは、写真を印刷する紙。

印刷した際に、sumuの写真の透明感をできるだけ上手に伝えてくれるものをとたくさんの時間をかけて悩み、探しました。

実際にお店で厚みや質感を確かめ、試し刷りを繰り返して。
そうして見つけたのは、あたたかみのある白が魅力のホワイトワトソン紙。できるだけどんな場所にも置いていただけるよう、湿気や風にも負けないように超特厚仕様のものを選びました。

つい触れたくなるようなその紙は、
写真のやわらかな空気感を伝えるのにもぴったりです。


次に、卓上カレンダーとしてのカレンダーを支えるスタンド。

こちらも決めるまでに時間がかかり、
作業が進められないことに少し焦ったい思いでした。

使用しているのは、家具等に使われたサクラの木の端材です。

なかなかこれだと思う木材を見つけられない日々の中、捨てられるはずだったそれを、綺麗に整えて売りに出している木材屋さんに出会いました。

「これなんてたまらないでしょう」と
木材屋さんが嬉しそうに見せてくれた1枚の端材の板。

捨てるなんて勿体無いほどの綺麗な木目とやわらかな色味、
捨てられるものを再利用できることに感動して、
その端材から自分の手でスタンドを作ることを決めました。

木材の加工では、いつもsumuを支えてくださる方にそういった知識のある方がいて、その方にたくさん相談しながら進めていきました。

木材の切り出し、ミリ単位の調整、やすりがけ、コーティングなど
様々な工程を少しずつ丁寧に。

スタンドの角はわずかに丸みをもたせたデザインになっています。
これはカレンダーの角がひとつだけアールになっている部分とリンクしていて、「凛とし過ぎないやわらかな印象」をもっていただけるようにとこだわった点のひとつです。

木材加工の経験はほとんどなかったので、とっても楽しい作業でした。

木材の加工では、いつもsumuを支えてくださる方にそういった知識のある方がいて、その方にたくさん相談しながら進めていきました。

木材の切り出し、ミリ単位の調整、やすりがけ、コーティングなど、様々な工程を少しずつ丁寧に。

スタンドの角はわずかに丸みをもたせたデザインになっています。これはカレンダーの角がひとつだけアールになっている部分とリンクしていて、「凛とし過ぎないやわらかな印象」をもっていただけるようにとこだわった点のひとつです。

木材加工の経験はほとんどなかったので、とっても楽しい作業でした。

12枚の季節の写真

カレンダーに添えたのは、1月から12月を楽しむ季節の写真。

例えば1月は松、4月は桜、9月はパンパスグラスのある景色。
もちろんどの写真もとってもお気に入りです。

何気なくカレンダーを視界に入れたとき、例え忙しい日々だったとしても
「ああ、今の季節はこんな景色が見れるんだ」と感じてもらえたら。
「探してみようかな」と小さく心が動いたなら。

それが、穏やかな時間を過ごすきっかけになってくれたなら良いなと思います。

カレンダーに添えたのは、1月から12月を楽しむ季節の写真。

例えば1月は松、4月は桜、9月はパンパスグラスのある景色。
もちろんどの写真もとってもお気に入りです。

何気なくカレンダーを視界に入れたとき
例え忙しい日々だったとしても「ああ、今の季節はこんな景色が見れるんだ」と感じてもらえたら。「探してみようかな」と小さく心が動いたなら。

それが、穏やかな時間を過ごすきっかけになってくれたなら良いなと思います。

写真を眺め、ひと月ごとに入れ替えるという作業

sumuCalender 2025は、ただ日付を確認するためのものではなく
日々の暮らしの中に「写真」をとり入れることでふと足を止め、一呼吸置き、
ほんの少しの余白と穏やかさを楽しんでいただくきっかけに。

写真に写る、普段だったら気に留めないかもしれないようなささやか景色。
それを「綺麗だな」と感じ、いつもの生活の中でもそんな一瞬一瞬を見つけられるように。

デスクに、玄関に、リビングに。
お気に入りの場所に、何かが物足りないと感じていた場所に。
すみっこに、あるいは堂々と。

そこに置いたsumuのカレンダーと写真に触れ、眺め、
ひと月ごとに入れ替えるという作業そのものも心地良いと感じてもらえるようにと、たっぷりの思いとこだわりを詰め込みました。

今年分はとっても幸せなことに、完売しております。
来年、2026年のカレンダーも製作予定です。

冬の思い出した頃に、ぜひまた遊びに来てくださいね。

sumuCalender 2025は、ただ日付を確認するためのものではなく、日々の暮らしの中に「写真」をとり入れることでふと足を止め、一呼吸置き、ほんの少しの余白と穏やかさを楽しんでいただくきっかけに。

写真に写る、普段だったら気に留めないかもしれないようなささやか景色。それを「綺麗だな」と感じ、いつもの生活の中でもそんな一瞬一瞬を見つけられるように。

デスクに、玄関に、リビングに。
お気に入りの場所に、何かが物足りないと感じていた場所に。
すみっこに、あるいは堂々と。

そこに置いたsumuのカレンダーと写真に触れ、眺め、
ひと月ごとに入れ替えるという作業そのものも心地良いと感じてもらえるようにと、たっぷりの思いとこだわりを詰め込みました。

今年分はとっても幸せなことに、完売しております。
来年、2026年のカレンダーも製作予定です。

冬の思い出した頃に、ぜひまた遊びに来てくださいね。